エヌビディア株急落:約90兆円の時価総額吹き飛ぶ

中国の新興AI(人工知能)企業「ディープシーク(DeepSeek)」が開発した生成AIによって、米国製AIの優位性が揺らぐとの懸念から、27日のニューヨーク株式市場でAI関連銘柄が下落しました。
半導体大手エヌビディアは前週末比17%安となり、時価総額がトヨタ自動車(約46兆円)の約2倍となる、約90兆円が減少する事態となりました。
¶ 「トヨタ2個分」の時価総額が吹き飛ぶ
ディープシーク(DeepSeek)は、新型の生成AIサービスの「R1」を20日に発表しました。
「R1」はオープンAIなどの最新モデルに匹敵する性能を持ち、かつ開発費がはるかに安価だったとされています。
これを米メディアが前週末に相次いで報じたことで、市場に懸念が広がったことで株価の急落につながりました。
27日のニューヨーク株式市場では、半導体大手ブロードコムが17%安、ソフトウェア大手オラクルが14%安、グーグル親会社のアルファベットが4%安となるなど、AIに多額の投資を行っている企業を中心に値下がりをしました。
エヌビディアの時価総額は、24日の終値ベースの約3兆4,900億ドル(約540兆円)から、27日には2兆9,000億ドルに減少し、世界首位から陥落することになります。
¶ トランプ大統領も危機感を表明
また、トランプ大統領は27日の演説でディープシークについて言及し、危機化を表明。
「高速で安価なAIを考案している。米国の業界にとって、勝つための競争に集中する必要があるという警鐘となるはずだ」と述べました。
IT企業の銘柄が多いナスダック市場の総合指数の終値は、612.47ポイント安の1万9341.83となりました。
ダウ平均株価(30種)の終値は、前週末比289.33ドル高の4万4713.58ドルでした。
エヌビディアを含むAI関連銘柄の今後の値動きが注目されています。
引用:読売新聞オンライン
引用元:https://www.yomiuri.co.jp/economy/20250128-OYT1T50054/
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